2006年11月21日

マラソンの話

コメントやメール沢山、ありがとう。
いつも変わらずにそこにある安堵、ってありますね。


さて。
日曜日に、ちょっと用があって、
大手町あたりに居たのです。
(東京の、大きな企業が集まったオフィス街なのです)

休日のオフィス街の空気って結構好きなの。
しんと静まり返った街の隙間を闊歩するのは嫌いじゃない。

まぁでも今日書きたいのはそんなことではなくてね。

そんな休日のオフィス街には人が居ないもんだと思ったらば
この前の日曜はなんだか通りに人がわらわらと集まってたのですよ。
こりゃなんかあるぞ、と。誰か来るのかしら、と。思ったら。
ら!あれだったの。

東京国際女子マラソン。

目の前を土佐礼子さんや高橋尚子さんが駆け抜けて行きましたよ。
ええ、すごいスピードで。しゅーっと。
目の前であんなレースを見たのは初めてでね。
きゅーちゃんだきゅーちゃんだと、それはそれは興奮した次第。


でね、
マラソンってワードで思い出したことがあるので、
今日はそんな思い出をほじくりかえして書いてみようと思う。


小学校5年の時の校内マラソン大会のときのこと。
(一気に世界レベルから埼玉の一区域レベルに縮小。)

その日、大会直前に風邪をひいて、少し体調が悪かった私。
「どうせなら風邪で休みたかった…」と言いながら渋々出場したの。
走り出してからもずっと、だるいだるいって思ってたと思う。

と、三分の一くらい走ったとき、前の方を走っていた女の子が一人、
転んで怪我をしてしまい棄権したらしいという情報が入ってきた。
その瞬間、「あの子よりもあたしの方がつらいのに!」とか
「あたしだって走りたくないのに!」って気持ちが、気力を上回ってしまって、
なんと走る足を緩めて歩き出してしまった私…。

もうその時点で気持ちが終わってたと思う。
試合放棄したのと同然。勝手に戦線離脱。
今思えば、走れないほど体調は悪くなかったはず。
「具合悪い!」って思ったら、具合悪いように感じてしまうものなのよね。

そこから先、半端に罪悪感に苛まれながら棄権する勇気もなく、
先生に並走してもらいつつ歩を進めた私は、いつの間にか、最後尾になってしまっていた。
そして、外のコースから校内に入った瞬間、驚いた。
私を迎えたのは、全校生徒からの拍手喝采。
そう、よくある、「具合悪いのに頑張ったね!」的な拍手。

ああ馬鹿だった、と気づいたときは時既に遅し。
猛烈に涙が溢れてきた。後悔の嵐。
みんなはそんな私を見て、痛がってるのかと勘違いして、更に拍手をしてくれた。

そのときの不甲斐無さと情けなさは忘れられない。
違うの、違うの、違うの!
具合悪かったんじゃない。気持ちで負けて甘えてただけなのに。

みんな、他の子は頑張って走ってたのに、私は走るのを止めた…。

ものっっっすごく、恥ずかしかった。

今でも、思い出すだけで胸が苦しくなる、思い出。



まぁ世界一を争うマラソン大会とはまるで次元が違うし、
この流れでそんな過去の話を書くのはおかしいと思ったんだけど
まぁいいや、思い出しちゃったし、、、ということで。

その時を機に、何かが変わった気がする。
私は決してしっかり者ではないので、同じ失敗を繰り返すし、
つらくて苦しくて投げ出したくなっちゃうこともあるけど、
もうあのときみたいな後悔はしたくないな、って思う。
楽をする、ってのと、楽しむ、ってのは同じ漢字なのに、全然違う。

と言いつつ、いつまで経っても甘甘ちゃんなんだけど。
生きるのって、失敗と後悔の連続だ。
posted by 奥村愛子 at 23:44| 日記
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